「結婚したい気持ちはあるけれど、具体的にどう動けばいいのか分からない」「障害がある自分が本当に結婚できるのか不安」という声を、障害者 結婚相談所ではとても多くうかがいます。気持ちだけが先に立ってしまい、実際の行動や考え方が追いつかず、婚活が止まってしまうことも少なくありません。
そこで大切になるのが、「成婚するための考え方を変えるトレーニング」です。前回のその1では、主に「自分を知る」「相手を知る」ための土台づくりを中心にお伝えしました。今回のその2では、より実践的に、結婚後の生活をイメージしたり、障害を自分らしさとして受け入れたり、約束や時間を大切にする習慣を身につけたりするための具体的な方法をご紹介します。
特に、障害のある方が安心して活動できる障害者専門の結婚相談所や、東京エリアの障害者 結婚相談所をご利用の方には、日々の小さなトレーニングの積み重ねが、成婚率を大きく変えるポイントになります。実際に、ここで紹介するトレーニングを最低でも30日間続けた障害のある会員さまは、成婚率が約4倍に高まっているというデータ(結婚相談所障害者部門データ2024–2025)もあります。
この記事では、
・結婚後の1日をリアルにシミュレーションする方法
・障害を「個性の一部」として受け入れるコツ
・約束と時間をしっかり守るための工夫
・相手の家族からも信頼される準備の仕方
・「一緒に成長したい」と自然に言える前向きさの育て方
などを、できるだけ分かりやすく解説します。
また、発達障害のある方が結婚相談所を利用するときに役立つ視点や、結婚相談所の成婚率が高い障害者専門サービスを選ぶ際のチェックポイントもあわせてお伝えします。今すぐに大きく変わる必要はありません。今日から少しだけ行動を変えてみることで、半年後、1年後の未来が大きく変わっていきます。この記事が、「自分にもできそう」と感じながら、一歩ずつ前に進むためのきっかけになればうれしいです。
■目次
1. 成婚するための考え方トレーニングその2とは
2. トレーニング6:結婚後の1日をリアルにイメージする
3. トレーニング7:障害を「個性の一部」として受け入れる
4. トレーニング8:約束と時間を大切にする習慣をつくる
5. トレーニング9:相手の家族への思いやりを育てる
6. トレーニング10:「一緒に成長したい」と言える前向きさ
7. 東京の障害者 結婚相談所を上手に活用するコツ
8. 発達障害のある方が結婚相談所で力を発揮するポイント
9. 成婚率が高い障害者専門結婚相談所を選ぶチェックリスト
10. まとめ
1. 成婚するための考え方トレーニングその2とは
まずは、今回ご紹介する「成婚するための考え方を変えるトレーニングその2」の全体像を整理しておきましょう。
婚活では、「どんな人と出会うか」も大切ですが、それ以上に大事なのが「どんな考え方で婚活に取り組むか」です。同じ出会いでも、考え方や受け止め方が違うだけで、その先のご縁が大きく変わります。特に、障害のある方の場合、これまでの経験から自信を持ちにくかったり、「迷惑をかけてしまうのではないか」と心配になったりすることもあるかもしれません。
しかし、障害があるからこそ身についた優しさや、頑張り続けてきた粘り強さ、相手の気持ちに寄り添える感性は、結婚生活において大きな強みになります。障害者専門の結婚相談所では、こうした一人ひとりの強みをしっかりと見つけ、婚活に活かしていくことを大切にしています。
前回の「その1」では、主に次のようなテーマを扱いました。
・自分の価値観や結婚観を見つめ直す
・理想像を現実的な「条件」に落とし込む
・感情的になりすぎないコミュニケーション
など、婚活の「土台」となる考え方が中心でした。
一方で、今回の「その2」では、より結婚生活に近いイメージや行動に焦点を当てていきます。
・結婚後の1日を細かくシミュレーションする
・障害を自分の個性として前向きにとらえる
・時間を守り、信頼される行動習慣をつくる
・相手の家族からも安心して受け入れてもらえる準備をする
・「2人で乗り越えていく」という姿勢を言葉にして伝える
こうした具体的なトレーニングを通じて、「結婚したい」という気持ちを、「結婚生活を楽しみ、続けていける自分」に変えていきます。
実際に、EveryRaff・IBJ障害者部門の会員さまの中で、ここでご紹介するトレーニング6〜10を最低30日間続けた方々は、成婚率が約4倍に跳ね上がっています。さらに、3ヶ月間継続した方は、全員が成婚につながっているという心強いデータも出ています。特別な才能が必要なわけではなく、「毎日少しずつ続ける」という積み重ねこそが、成婚への近道だと言えるでしょう。
2. トレーニング6:結婚後の1日をリアルにイメージする
「結婚したい」と思っていても、結婚後の生活を具体的にイメージできていないと、お見合いや交際の場面で会話が続かなかったり、「本当にこの人でいいのか」と迷いが大きくなったりしがちです。そこでおすすめしたいのが、「未来の1日シミュレーション」です。
2-1. 週末1時間だけ、未来の1日を書き出す
トレーニングのやり方はシンプルです。土日どちらかの1時間を使って、ノートに次のように書き出してみてください。
・タイトル:「結婚したら平日の1日をこう過ごす」
・時間軸:起床時間〜就寝時間までを30分刻みで書く
・ポイント:自分がどう感じているかまで具体的に書く
たとえば、こんなイメージです。
7:00 起床 パートナーより少し早く起きて、朝食の準備を始める。
7:30 2人で朝食 「今日はどうだった?」と昨日の話をしながら、ゆっくりごはんを食べる。
8:00 出勤準備 薬の飲み忘れがないよう一緒に確認してから家を出る。
…
21:00 お風呂 お互いにその日の良かったことを1つずつ話す。
22:30 就寝 明日の予定をカレンダーで一緒に確認してから眠る。
このように、「何時に」「どこで」「誰と」「どんな気持ちで」過ごしているかを、できるだけ具体的に書いていきます。ポイントは、「現実的な範囲で、少しだけ理想を混ぜる」ことです。あまりに完璧すぎる1日だと、後で苦しくなってしまいます。今の自分のペースや障害の特性を尊重しながら、「こうだったら心地よいな」と思える一日を描いてみましょう。
2-2. 「理想の1日」が、会話のネタと判断基準になる
この未来シミュレーションの良いところは、書き出した内容がそのまま婚活の「会話」と「判断基準」になることです。
・お見合いのとき
「結婚したら、平日はこんなふうに過ごしたいと思っているんです」と、ノートを思い出しながら話すことで、相手にもイメージが伝わりやすくなります。会話がふくらみ、お互いの理想の生活スタイルを知るきっかけにもなります。
・交際が進んだとき
「この人となら、あのノートに書いた1日が現実になりそうか?」という視点で考えることで、「なんとなく不安」「なんとなく違和感」という曖昧なモヤモヤを整理しやすくなります。逆に、「少し違うところはあるけれど、一緒に調整していけそう」と感じられれば、前向きに関係を育てていく勇気にもなります。
2-3. 障害の特性を前向きに組み込む
このトレーニングでは、ぜひ自分の障害の特性も、日常の流れの中に自然に組み込んでみてください。
・体力に波がある場合
「夕方は疲れやすいので、家事は午前中にまとめて行う」「週に1日は完全休養デーにする」など、自分が安心して続けられるペースを前提にした1日を描きます。
・発達障害の傾向がある場合
「朝食のあと、2人でその日の予定をホワイトボードに書き出す」「家事の担当を明確に分ける」といった工夫を、最初から生活の一部として描いておくと、実際の結婚生活でもスムーズに協力しやすくなります。
こうして「未来の1日」を何度か書いていくうちに、「自分はどんな暮らしが心地よいのか」「どんな配慮があれば、安心して暮らせるのか」が、少しずつはっきりしてきます。その気づきが、障害者 結婚相談所のカウンセラーと話し合う際の大切な材料にもなり、より自分に合ったお相手紹介につながっていきます。
3. トレーニング7:障害を「個性の一部」として受け入れる
婚活において、とても大きなテーマになるのが「障害との付き合い方」です。「迷惑をかけてしまうのではないか」「理解してくれる人なんているのだろうか」と心配になると、せっかくのご縁から一歩引いてしまうこともあります。
そこでおすすめなのが、「障害の長所ノート」をつくるトレーニングです。毎晩寝る前に、ノートに次の1文を書きます。
「今日、私の障害のおかげで良かったこと」
3-1. 小さな「良かったこと」を1日1つ見つける
最初は、なかなか思いつかないかもしれません。そんなときは、とても小さなことでかまいません。
・ASD(自閉スペクトラム症)の特性をお持ちの方の例
「ASDだからこそ、嘘がつけなくて、今日も正直に話せた。そのおかげで、相手が安心して相談してくれた。」
・ADHD(注意欠如・多動症)の特性をお持ちの方の例
「ADHDのエネルギーのおかげで、今日は初めての場所にもチャレンジできた。結果的に、新しい趣味が見つかった。」
・身体障害のある方の例
「歩くペースがゆっくりだからこそ、道端の花に気づいて、パートナー候補と『きれいだね』と会話が生まれた。」
・精神障害のある方の例
「過去にしんどい経験をしたからこそ、今日も友人の悩みをじっくり聴くことができた。『話せてよかった』と言ってもらえた。」
どんな小さなことでも、「障害があるからこそ生まれたプラス面」を1日に1つ探してみる。それを30日、90日と積み重ねていくことで、「障害=マイナス」という思い込みが、少しずつ「障害=自分の個性の一部」に変わっていきます。
3-2. 「自己紹介」にも活かせる
障害の長所ノートは、お見合いや交際初期の自己紹介にも役立ちます。
例として、発達障害 結婚相談所を利用している方の自己紹介を考えてみましょう。
「私はASDという特性があり、急な予定変更が少し苦手です。その代わり、一度決めたことを最後までやり抜くのが得意で、仕事では安心して任せてもらえることが多いです。結婚生活では、お互いに予定を共有しながら、落ち着いた暮らしを一緒に作っていけたらうれしいです。」
このように、「苦手な部分」と「得意な部分」をセットで伝えることで、相手にとってもイメージがしやすくなります。「障害があるから申し訳ない」ではなく、「障害があるからこそ、こんな力も持っている」と、自然に話せるようになることが理想です。
3-3. 障害者 結婚相談所のカウンセラーと一緒に整理する
障害の特徴を自分一人で整理するのが難しいときは、障害者 結婚相談所のカウンセラーに相談してみるのも良い方法です。特に、結婚相談所 成婚率が高い 障害者専門の相談所では、一人ひとりの特性を理解したうえで、「こういう伝え方をすると魅力が伝わりやすいですよ」と一緒に考えてくれます。
東京の障害者 結婚相談所の中には、専門職のカウンセラーや心理士、福祉の経験があるスタッフが在籍しているところもあります。そのような場所で、安心して自分の障害について話せる時間を持つことは、自己受容を深める大切な一歩になります。
4. トレーニング8:約束と時間を大切にする習慣をつくる
婚活でも結婚生活でも、「約束と時間を守る力」は、とても大きな信頼につながります。障害の有無に関わらず、約束の時間を守って行動できる人は、「一緒にいて安心できる人」と感じてもらいやすくなります。
ここでは、「15分前行動+ダブルチェック習慣」という具体的なトレーニングをご紹介します。
4-1. まずは「15分前到着」を徹底する
待ち合わせのときは、基本ルールとして「約束の時間の15分前に到着する」と決めてみましょう。これを1ヶ月、意識して続けてみます。
・お見合いの待ち合わせ
・デートの集合
・結婚相談所での面談
・病院や役所の予約時間
どの場面でも、「15分前にはその場所にいる」ように行動します。慣れるまでは、スマホのアラームやカレンダーを活用しましょう。
・家を出る30分前にアラーム
・家を出る15分前に再アラーム
・到着予定時間と実際の到着時間をメモして振り返る
発達障害の傾向がある方は、時間の感覚がつかみにくいこともあります。その場合は、「何時に出るか」ではなく、「15分前には到着するためには、ここを何分に出る」と逆算を紙に書き、玄関の目立つところに貼っておくと安心です。
4-2. 「財布・鍵・スマホ・障害者手帳」を声に出して確認
もうひとつのトレーニングが、「ダブルチェック習慣」です。家を出る前に、必ず次の4つを声に出して確認します。
「財布・鍵・スマホ・障害者手帳」
・1回目:家を出る準備が整ったタイミング
・2回目:玄関のドアを開ける直前
声に出すことで、視覚だけでなく聴覚からも情報が入ってきます。これにより、うっかり忘れ物を減らすことができます。実際にこの習慣を1ヶ月続けた会員さまからは、「忘れ物が減っただけでなく、自分に少し自信がついた」「『しっかりしているね』と言われることが増えた」といった感想が多く寄せられています。
4-3. 遅刻ゼロの1ヶ月が生む、大きな信頼
1ヶ月間、遅刻ゼロを達成できると、周りからの見え方が大きく変わります。
・お見合いの相手から
「時間をきちんと守ってくれる人なんだな」「誠実で、安心して会える人だな」と感じてもらいやすくなります。
・結婚相談所のカウンセラーから
「この方は行動が安定しているので、成婚までしっかりサポートしやすい」と感じてもらえます。結果として、より良いお相手を紹介してもらえるチャンスも増えていきます。
約束と時間を大切にする習慣は、単に「マナーを守る」というだけではありません。「私は、あなたとの時間を大切に思っています」というメッセージを、行動で伝える力でもあります。障害がある・ないにかかわらず、この力を身につけておくことは、結婚後もずっと役立ち続けます。
5. トレーニング9:相手の家族への思いやりを育てる
結婚は、2人だけのものではなく、「家族と家族のご縁」でもあります。特に、障害のある方との結婚を考えるご家族は、「この先、わが子が困ったときに支え合っていけるのか」「介護や子ども、生活費はどうなるのか」など、さまざまな点を気にかけています。
そこで役立つのが、「親視点ロールプレイ」です。週に1回、カウンセラーや友人に協力してもらい、「私の親になったつもりで質問攻めをしてもらう」という練習をします。
5-1. よく聞かれる質問を事前に想定しておく
ロールプレイでは、次のような質問をしてもらうと良いでしょう。
・「もし将来、どちらかが介護が必要になったら、どう考えていますか?」
・「お子さんを持つことについて、どのように考えていますか?」
・「生活費や働き方のイメージはありますか?」
・「障害の状態が変化したとき、どのように夫婦で支え合いたいと思っていますか?」
最初はうまく答えられなくても大丈夫です。大切なのは、「質問を通して、自分の考えを整理すること」です。ノートにメモを取りながら、「この質問にはこう答えよう」と少しずつ言葉を整えていきます。
5-2. 「不安を取り除く視点」で答えを考える
相手のご家族が知りたいのは、「この2人は、何があっても話し合いながら乗り越えていけそうかどうか」です。ですから、答えを用意するときのポイントは、「不安を少しでも軽くする視点を持つ」ことです。
たとえば、介護について聞かれた場合、次のような答え方が考えられます。
「私には〇〇という障害がありますが、今は医師とも相談しながら、体調を安定させる工夫をしています。将来、どちらかが介護が必要になったときには、2人だけで抱え込まず、地域のサービスや支援制度も利用しながら、一緒に乗り越えていきたいと思っています。」
このように、「不安をゼロにする」ことよりも、「2人で工夫しながら、必要なサポートも使っていく」という姿勢を伝えられると、ご家族も安心しやすくなります。
5-3. 障害者 結婚相談所のカウンセラーと一緒に準備する
東京の障害者 結婚相談所や、全国の障害者専門結婚相談所の中には、「親御さん同席の面談」を行っているところもあります。そのような場では、カウンセラーが間に入りながら、ご家族の不安や疑問に丁寧に答えていきます。
事前にロールプレイで質問に慣れておくと、このような親御さん面談の場でも、落ち着いて自分の考えを伝えやすくなります。結果として、「この人なら、うちの子と一緒に歩んでいってくれそうだ」と感じてもらえる可能性が高まります。
6. トレーニング10:「一緒に成長したい」と言える前向きさ
最後にご紹介するのが、「2人で乗り越える」という前向きな姿勢を日々の中で育てるトレーニングです。婚活の現場では、「相手に完璧さを求めてしまう」ことがありますが、実際の結婚生活では、「完璧な人」よりも、「一緒に成長していける人」が選ばれやすく、幸せな夫婦関係も築きやすくなります。
6-1. 毎日1回、「2人で乗り越える」フレーズを口にする
トレーニングとして、次のようなフレーズを毎日1回、声に出して言ってみてください。
・「2人で乗り越えていける夫婦になりたい。」
・「お互いの苦手を補い合える関係が理想です。」
・「障害があるからこそ、支え合える結婚がしたい。」
これを1日1回、できれば鏡の前で、自分の目を見ながら言ってみます。最初は少し照れくさいかもしれませんが、続けるうちに、その言葉がだんだん自分の中に定着していきます。
6-2. 「できたこと」に目を向ける習慣をつくる
前向きさを育てるうえで大切なのが、「できなかったこと」ではなく、「できたこと」に目を向ける習慣です。
・今日は、お見合いに行くために、時間通りに起きられた
・人が多い場所が少し苦手だけれど、最後まで笑顔でいられた
・うまく話せなかった部分もあるけれど、「また会いたい」と伝えることができた
このように、自分が頑張った点や、前回より一歩進んだところを見つけて、ノートに書き留めていきます。「前を向いて進めている自分」に気づくほど、自然と「一緒に成長していきたい」という気持ちが大きくなっていきます。
6-3. 相手に伝えることで、関係性が深まる
「一緒に成長したい」という思いは、心の中で感じているだけでなく、実際に相手にも言葉で伝えていくことが大切です。
・交際が進んできたタイミングで
「私は、完璧な2人になることよりも、お互いに苦手なところを話し合いながら、少しずつ成長していける関係が理想だと思っています。」
・困難な出来事があったときに
「今日のことは正直に言うと少し大変だったけれど、2人で話し合えたことがうれしかったです。こうやって一緒に乗り越えていきたいです。」
このような会話を重ねることで、相手も「一緒に成長していきたい」と思いやすくなり、2人の信頼関係が深まっていきます。
7. 東京の障害者 結婚相談所を上手に活用するコツ
ここまで、成婚するための考え方を変えるトレーニング6〜10をご紹介してきました。次に、それらを最大限に活かすための「場」として、東京の障害者 結婚相談所をどのように活用すればよいのか、ポイントをお伝えします。
7-1. 「障害に理解のある場」を選ぶ安心感
東京には、さまざまな結婚相談所がありますが、その中でも「障害者 結婚相談所 東京」として、障害のある方の婚活を専門にサポートしている相談所が増えつつあります。こうした場所では、
・障害の特性に合わせたお見合いのセッティング
・プロフィール作成時の言葉選びのサポート
・親御さんも含めた三者面談
・福祉サービスや医療機関との連携
など、一人ひとりの状況に合わせたきめ細やかな支援を受けることができます。
トレーニング6〜10で身につけた考え方や習慣を、カウンセラーに共有することで、「この方は、こんな結婚生活を望んでいるんだな」「こういう強みと工夫を持っているんだな」と理解してもらいやすくなります。その結果、より自分に合ったお相手を紹介してもらえる可能性が高まります。
7-2. カウンセラーと一緒に「未来の1日」を描く
東京の障害者 結婚相談所を利用する際には、トレーニング6で作った「未来の1日シミュレーションノート」を持参してみるのもおすすめです。
・カウンセラーに見てもらいながら、「ここは現実的ですね」「ここは少し負担が大きいかもしれませんね」と客観的な意見をもらう
・自分では気づかなかった工夫やサポートのアイデアを教えてもらう
・お相手への伝え方を一緒に考えてもらう
このような時間を取ることで、ノートに書かれた理想の1日が、より現実に近づいていきます。同時に、カウンセラーとの信頼関係も深まり、相談しやすい雰囲気が生まれます。
7-3. 「一人で頑張りすぎない」ための場所として使う
婚活は、嬉しいこともたくさんありますが、時には戸惑いや心配、落ち込みを感じることもあります。そんなときに、「一人で抱え込まずに話せる場所」があることは、とても大きな支えになります。
障害者専門の結婚相談所は、「うまくいかなかったこと」を安心して話せる場所でもあります。「こんな場面で緊張してしまった」「こんな言い方をしてしまった」と振り返る中で、カウンセラーと一緒に次の一歩を考えていく。その積み重ねが、成婚率を高める大きな力になっていきます。
8. 発達障害のある方が結婚相談所で力を発揮するポイント
発達障害 結婚相談所を利用して婚活をされる方にとって、ここまでのトレーニング6〜10は、特に大きな助けになります。ここでは、ASDやADHDなど、発達障害の特性を持つ方が、結婚相談所で力を発揮しやすくなるポイントをまとめます。
8-1. 「苦手」と「得意」をはっきり言語化する
発達障害のある方は、
・初対面の会話が緊張しやすい
・時間管理が難しいと感じる
・相手の表情や空気を読み取りにくいことがある
といった特徴をお持ちの場合があります。その一方で、
・一度決めたことを最後までやり抜く
・興味のある分野には集中して取り組める
・物事を論理的に考えるのが得意
といった強みも、多くの方が持っています。
結婚相談所では、これらの「苦手」と「得意」をはっきりと言語化しておくことで、
・どのようなお相手と相性が良いか
・どのようなサポートがあれば安心して婚活できるか
を、カウンセラーと一緒に具体的に考えやすくなります。トレーニング7の「障害の長所ノート」は、この言語化の土台づくりとして、とても役立ちます。
8-2. 時間管理は「仕組み」でサポートする
トレーニング8でご紹介した「15分前行動」「ダブルチェック習慣」は、特に発達障害のある方におすすめの取り組みです。時間感覚や忘れ物の不安を、「仕組み」でカバーすることで、安心してお見合いやデートに集中できるようになります。
・スマホのカレンダーに、移動時間も含めて予定を入力する
・アラームを複数設定しておく
・前日の夜に、持ち物を玄関近くにまとめておく
こうした工夫をカウンセラーと一緒に考えながら、少しずつ自分に合ったスタイルに調整していくことが大切です。
8-3. 「前向きフレーズ」で自己肯定感を育てる
発達障害のある方の中には、これまでの経験から「自分はうまくいかないことが多かった」と感じている方も少なくありません。そのようなときこそ、トレーニング10の「前向きフレーズ」が力を発揮します。
・「障害があるからこそ、2人で支え合える結婚がしたい。」
・「お互いの苦手を補い合える関係が理想です。」
このようなフレーズを、毎日少しずつ自分に向けて言葉にしていくことで、「自分には結婚する価値がある」「一緒に歩んでくれる人がいてもいい」という感覚が、心の中に育っていきます。その変化は、表情や声のトーンにも自然と表れ、お相手にも伝わっていきます。
9. 成婚率が高い障害者専門結婚相談所を選ぶチェックリスト
最後に、「結婚相談所 成婚率 高い 障害者専門」のサービスを選ぶ際に、ぜひ確認してほしいポイントを整理します。良い相談所を選ぶことは、トレーニングの効果を最大限に活かすためにも、とても重要です。
9-1. 障害者向けの実績とデータが公開されているか
・障害のある会員の在籍数
・障害のある会員の年間成婚数
・利用期間の目安
などが、ある程度数字で公開されている相談所は、活動のイメージがしやすく、安心感があります。EveryRaff・IBJ障害者部門のように、「トレーニングを30日続けた会員は成婚率が約4倍」など、取り組みと結果の関係をきちんと示している相談所も信頼の目安になります。
9-2. カウンセラーの専門性と相性
・障害に関する基礎知識や支援経験があるか
・福祉・医療・心理などの分野に明るいか
・話しやすさ、安心感があるか
結婚相談所は、「人と人」が支えるサービスです。どれだけ成婚率が高くても、「この人には本音を話しにくい」と感じると、十分なサポートを受け取ることが難しくなります。最初の面談では、実績だけでなく、「このカウンセラーと一緒に頑張っていきたい」と思えるかどうかも大切にしてみてください。
9-3. 障害の特性に合わせたサポートがあるか
障害者専門の結婚相談所の中でも、
・発達障害のある方に特化したサポート
・身体障害のある方のためのバリアフリーな面談スペース
・精神障害のある方の体調に合わせたスケジュール調整
など、それぞれに特徴があります。自分の特性に合ったサポート内容かどうかを、事前に丁寧に確認しておくと安心です。
9-4. 家族も含めて相談しやすい雰囲気か
障害のある方の婚活では、ご家族が大きな支えになってくれることも多くあります。そのため、
・親御さん同席での面談が可能か
・家族向けの説明会や相談窓口があるか
・家族に対しても、丁寧に説明してくれるか
といった点も、結婚相談所を選ぶ際の大切なポイントです。家族が安心して応援してくれる環境が整っていると、婚活を前向きに続けやすくなります。
10. まとめ
今回は、「成婚するための考え方を変えるトレーニングその2」として、6〜10までのトレーニングと、障害者 結婚相談所の活用ポイントについてお伝えしました。あらためて、内容を整理します。
・トレーニング6では、「結婚したら平日の1日をこう過ごす」と、起床から就寝までの流れを30分刻みでノートに書き出し、結婚後のリアルな生活をイメージします。これが、お相手との会話や、自分の判断基準の土台になります。
・トレーニング7では、「今日、私の障害のおかげで良かったこと」を毎晩ノートに1つ書き出し、障害を「自分の個性の一部」として受け入れる力を育てます。自己紹介にも活かせる、前向きな言葉が増えていきます。
・トレーニング8では、「15分前行動」と「財布・鍵・スマホ・障害者手帳」のダブルチェック習慣を身につけ、約束と時間を大切にする行動を続けます。1ヶ月間の遅刻ゼロが、大きな信頼につながります。
・トレーニング9では、「親視点ロールプレイ」を通して、相手の家族からよく聞かれる質問に答える練習を行います。介護や子ども、生活費などのテーマについて、自分の考えを整理し、「不安を軽くする視点」で言葉にしていきます。
・トレーニング10では、「2人で乗り越える」「お互いの苦手を補い合える関係が理想です」といった前向きなフレーズを、毎日1回、自分に向けて言葉にします。「できなかったこと」ではなく「できたこと」に目を向ける習慣が、自然な前向きさを育てていきます。
これらのトレーニングを最低でも30日間続けた障害のある会員さまは、実際に成婚率が約4倍に高まっているというデータもあります。特別なことを一気にやるのではなく、「今日できる小さな一歩」を積み重ねることこそが、未来の大きな変化につながります。
そして、こうした取り組みを支えてくれる場所として、東京をはじめとする障害者 結婚相談所や、発達障害 結婚相談所などの障害者専門の結婚相談所があります。結婚相談所 成婚率が高い 障害者専門サービスを選び、カウンセラーと一緒に歩んでいくことで、自分では気づかなかった魅力や可能性が、少しずつ形になっていきます。
結婚は、「完璧な自分」になってから挑戦するものではありません。「今の自分」を大切にしながら、「少しずつ前に進もう」と思えたときから、すでに一歩が始まっています。この記事でご紹介したトレーニングの中から、「これならできそう」と感じたものを、今日から1つだけ始めてみてください。その小さな一歩が、きっと、未来のパートナーとの出会いと、あたたかな結婚生活につながっていきます。