「成婚が決まりました」と聞くと、多くの人は「おめでとう!これで一安心だね」と言います。けれど、当のご本人は、嬉しさと同じくらい、もしかするとそれ以上に「本当にこのまま結婚してうまくやっていけるのだろうか」「障がいのある自分が、相手に負担をかけてしまわないだろうか」と、不安で胸がいっぱいになっているかもしれません。
特に、障がいをお持ちの方の婚活や、障害者 結婚相談のサポートを経て成婚に至ったおふたりの場合、恋人から夫婦になること、家族になることは、とても大きな環境の変化です。発達障害や精神障害、身体障害など、さまざまな特性を抱えながら一歩踏み出したからこそ、「本当に自分で大丈夫だろうか」「相手の家族とうまく付き合えるだろうか」と、想像すればするほど心配ごとが浮かんでくるのは、とても自然な反応です。
成婚退会は、結婚相談所での活動という意味ではひとつの「ゴール」に見えるかもしれません。しかし、人生という長い時間軸で見れば、それはむしろ、おふたりで歩き出すための大切な「スタートライン」です。スタートラインに立った瞬間に、これからの道のりが気になって立ち止まりたくなる――それは、結婚や将来に真剣に向き合っているからこそ生まれる、誠実な不安と言えるでしょう。
障害者 婚活を専門にサポートする白金台結婚相談所エブリーラフでも、成婚後のご相談をいただくことが少なくありません。「同居までに何を話しておくべき?」「障がいについて相手のご家族にどう伝えればいい?」「ちょっとした行き違いで落ち込んでしまった」といったお声は、決して特別なケースではなく、多くのカップルが通るごく普通のプロセスです。
このページでは、成婚退会は「ゴール」ではなく「スタート」という視点から、成婚後 結婚相談所をどう活用しながら、ふたりで新しい生活を形づくっていけばよいのかを、丁寧にお伝えしていきます。不安を否定するのではなく、「不安を抱えている自分だからこそ、じっくり幸せを育てていける」という前向きな視点に変えていけるよう、具体的なヒントやステップをまとめました。
発達障害 結婚相談所としての知見や、障がいをお持ちの方とそのパートナーに長く寄り添ってきた経験も交えながら、「今まさに不安の中にいるあなた」に必要な言葉をお届けします。読み進めていただくうちに、「不安を感じている自分でも大丈夫」「完璧じゃなくていいから、ふたりのペースで歩き出してみよう」と、少しでも心が軽くなれば幸いです。
■目次
1. 成婚退会はゴールではなく「スタート」である(結論)
2. 成婚後に不安を感じるのは、とても自然なこと
3. 障害のあるおふたりに起こりやすい「成婚後のつまずき」とその背景
4. ふたりで歩き出すための土台づくり:心の準備と環境づくり
5. 発達障害・精神障害など特性別のコミュニケーションの工夫
6. 成婚後も結婚相談所を活用するメリット(エブリーラフの寄り添い)
7. 入籍・同居までに話しておきたい11のテーマ
8. 家族・支援機関・周囲との関わり方
9. うまくいかないと感じたときのリセット方法
10. まとめ
■1. 成婚退会はゴールではなく「スタート」である(結論)
まず、一番お伝えしたいことからお話しします。
成婚退会は、結婚相談所での活動という意味では一区切りです。しかし、人生やパートナーシップという大きな視点で見れば、それは「ゴール」ではなく、ふたりで人生を歩み始めるための「スタートライン」です。
・出会うまでをサポートするのが婚活
・出会ってから「夫婦として育っていく」のが結婚生活
この二つは、つながりながらも、少し性質が異なります。
婚活の期間は、プロフィールやお見合い、交際などを通じて「この人となら結婚生活を送りたい」と感じられるかを確かめていく時間です。一方で、成婚退会以降は、実際の生活の中で、お互いの価値観や生活リズムをすり合わせ、支え合い方を試行錯誤しながら「夫婦としての形」を少しずつ作っていく時間になります。
特に、障がいをお持ちの方の婚活や障害者 結婚相談を通じて出会われたおふたりの場合、
・仕事や体調とのバランスをどう取るか
・支援サービスや通院、服薬との両立をどうするか
・ご家族や支援者との距離感をどう整えるか
といったテーマが、結婚生活のスタートと同時に現れてきます。これらは「問題」ではなく、「ふたりの生活を一緒にデザインしていくための大事なテーマ」です。
つまり、成婚退会とは、
・お互いをパートナーとして選び合った証
・これから一緒に悩み、話し合い、決めていくための出発点
と言えます。
今、不安や緊張でいっぱいだとしても、「スタートラインに立ったからこそ見えてきた景色なんだ」と、ぜひ捉え直してみてください。その視点を持てるだけで、これから直面する出来事を「ふたりで乗り越えていくプロセス」として眺めやすくなります。
■2. 成婚後に不安を感じるのは、とても自然なこと
「本当にこのまま結婚して大丈夫だろうか」「相手を幸せにできるだろうか」――成婚報告のあと、ふと一人になったときに、そんな思いが押し寄せてくることがあります。
これは、決して「自分が弱いから」でも、「結婚に向いていないから」でもありません。むしろ、
・結婚を「人生の大きな選択」として真剣に受け止めている
・相手のこと、自分のこと、将来のことを丁寧に考えている
からこそ生まれる、真面目さの表れです。
特に、障がいをお持ちの方や発達特性のある方の場合、
・これまでの人生で「できるかどうか」を常に意識してきた
・失敗経験や周りからの心ない言葉が記憶に残っている
・環境の変化に少し時間が必要な特性がある
といった背景から、新しい生活への一歩を前に、慎重になりやすい側面があります。
成婚後によく聞かれる不安には、例えば次のようなものがあります。
・生活面の不安
– 家事やお金の管理をきちんとこなせるだろうか
– 体調や障がいの特性で迷惑をかけてしまわないか
・関係性への不安
– 相手に本音を言えなくなってしまわないか
– ケンカをしてしまったら、関係が壊れてしまうのではないか
・周囲との関わりへの不安
– 相手のご家族に障がいへの理解を得られるだろうか
– 支援者や家族との距離感をどうしたらよいのか
どれも、「こうしなければいけない」という正解があるテーマではなく、ふたりのペースでひとつずつ形にしていくものです。
不安は、「まだ決まっていないこと」や「まだ経験していないこと」に目が向いている状態とも言えます。ですから、
1. まずは不安を書き出して“見える化”する
2. 「自分だけで抱えなくていい」と意識する
3. パートナーや結婚相談所の担当者と、少しずつ共有する
という順番で整理していくだけでも、心の負担はぐっと軽くなっていきます。
不安を感じる自分を否定せず、「それだけ真剣に、ふたりの未来を考えている証拠なんだ」と、静かに認めてあげることから始めてみましょう。
■3. 障害のあるおふたりに起こりやすい「成婚後のつまずき」とその背景
障害者 婚活を経て成婚されたカップルの中には、成婚後の数か月から一年ほどの間に、小さな「つまずき」や行き違いを経験される方も少なくありません。
ここで大切なのは、「つまずきがある=うまくいっていない」ではない、ということです。むしろ、多くのカップルが何らかの戸惑いや調整を経験しながら、少しずつ自分たちらしい形に落ち着いていきます。
代表的なつまずきと、その背景をいくつか挙げてみます。
●1. コミュニケーションのギャップ
・相手の気持ちを「察する」のが難しい
・言葉をそのまま受け取りやすく、冗談や比喩が分かりづらい
・感情が高ぶると、うまく言葉にできなくなる
発達障害の特性としてよく見られることですが、これ自体は「良い・悪い」ではなく、その人の特性の一部です。結婚生活では、
・「察してほしい」より「言葉で伝える」を増やす
・お互いの「分かりやすい伝え方」を一緒に探す
といった工夫によって、自然とギャップが小さくなっていきます。
●2. 生活ペースの違い
・朝型・夜型の違い
・仕事や通院のリズム
・「ひとりの時間」と「ふたりの時間」のバランス
障がいの有無に関わらず起こりやすいテーマですが、特に精神障害や発達障害、身体障害などをお持ちの方は、体調管理や疲れやすさも関わってきます。
ペースの違いがあるからこそ、お互いに無理なく過ごせる時間割を一緒に考えたり、苦手な時間帯には無理をしないと決めたりすることが大切です。
●3. 支援サービスや家族との関わり方
・これまで親や支援者が担ってきた役割を、どこまでパートナーと共有するか
・就労支援、ヘルパー、デイケアなどの利用を、どのように続けるか
結婚は新たなスタートであると同時に、これまでお世話になってきた人たちとの関係性を少しずつ変化させていく時期でもあります。その過程で、「親の意見」と「ふたりの希望」の間で揺れることもあるでしょう。
こうしたつまずきは、誰にでも起こりうる自然なプロセスです。大事なのは、
・「どうしてこんなことでつまずいてしまうんだろう」と自分を責めすぎないこと
・ひとりで解決しようとせず、パートナーや結婚相談所、支援者と一緒に考えること
です。
エブリーラフのような発達障害 結婚相談所では、活動中だけでなく、成婚後のこうしたテーマについても、「どこから手を付けるか」「どんな順番で話し合うとスムーズか」を一緒に整理していくことができます。
■4. ふたりで歩き出すための土台づくり:心の準備と環境づくり
成婚後の不安を少しでも和らげるためには、「心の土台」と「生活の土台」を整えていくことが役立ちます。ここでは、今日からできる具体的なステップをご紹介します。
●ステップ1:100点満点の夫婦を目指さない
結婚というと、「理想の夫婦像」や「こうあるべき」というイメージが浮かびやすくなります。しかし、実際には、どの夫婦も最初からうまくいっているわけではありません。
・最初は60点くらいで大丈夫
・ふたりで少しずつ70点、80点と育てていけばよい
と考えることで、肩の力を抜きやすくなります。
特に、これまで「頑張りすぎてしまう」ことで自分を守ってきた方ほど、「60点でOK」という感覚に慣れることが、とても大切な心の準備になります。
●ステップ2:自分の「得意・苦手」を言葉にしてみる
障がいの有無に関わらず、誰にでも得意なことと苦手なことがあります。けれど、それを自分で整理して言葉にする機会は、意外と少ないものです。
例えば、次のような観点で自分を振り返ってみましょう。
・体調の波(朝・昼・夜、平日・休日での違い)
・人との会話の得意・苦手
・家事の中で得意なこと・苦手なこと
・お金の管理やスケジュール管理のしやすさ
これをノートやメモに書き出しておくと、パートナーに伝えるときにも役立ちます。「自分はこういう特徴があるから、こんなふうに助けてもらえると嬉しい」という形で共有できると、お互いに安心感が増していきます。
●ステップ3:「助けて」が言いやすい合図を決める
真面目な方ほど、「迷惑をかけたくない」と思うあまり、しんどさを抱え込んでしまいがちです。そこで、あらかじめ次のような「合図」を決めておくと安心です。
・疲れてきたときに使う一言
例:「今日は電池が切れそうだから、30分だけ一人になってもいい?」
・気持ちが不安定なときのサイン
例:「今、ちょっと不安が大きくなってきたかも」と正直に伝える
・相手の話を聞きたいときの合図
例:「この話、10分だけ真剣に聞いてもらえる?」
言葉だけでなく、「このスタンプを送ったら、少し休みたい合図」というように決めておくのも良い方法です。
●ステップ4:外部のサポートも「ふたりの味方」として位置づける
障がいをお持ちの方の結婚生活では、
・主治医やカウンセラー
・就労支援や生活支援のスタッフ
・地域の相談支援専門員
といった支援者も、大切な「チームメンバー」になります。
「ふたりだけで完璧にやろう」と思いすぎず、
・困ったときにはプロの力を借りていい
・支援者も含めて、みんなでお互いを支えていく
というイメージを持てると、心の負担が軽くなります。
白金台結婚相談所エブリーラフのような障害者 結婚相談の専門機関は、婚活のときだけでなく、成婚後も必要に応じて他機関との連携を一緒に考えることができます。「誰に、どんな順番で相談するか」を整理するだけでも、前に進みやすくなります。
■5. 発達障害・精神障害など特性別のコミュニケーションの工夫
ここからは、特にご相談の多い特性ごとに、結婚生活で役立つコミュニケーションの工夫をお伝えします。あくまで一例ですので、「自分たちならどうアレンジできるか」という目線で読んでみてください。
●1)自閉スペクトラム症(ASD)傾向がある場合
・あいまいな表現より、具体的な言葉が分かりやすい
・予定の変更やサプライズが苦手なことがある
・音や光、人混みなどに疲れやすいことがある
こうした傾向がある場合、次のような工夫が役立ちます。
・お願いごとは「具体的に」「一度に一つずつ」伝える
例:「あとで片づけておいてね」ではなく、「今日の夜までに、テーブルの上だけ片づけてもらえる?」
・予定はカレンダーやアプリで共有する
例:ふたりの予定をスマホアプリや紙のカレンダーに書き込み、「今日」「今週」の見通しを一緒に確認する
・疲れやすい場面では「避難ルール」を決めておく
例:「人が多くてつらくなったら、この合図で一度外に出よう」
「どうして分かってくれないの?」と感じたときこそ、「自分とは感じ方が違うんだ」と一度立ち止まり、お互いの違いを言葉にしてみることが大切です。
●2)注意欠如・多動症(ADHD)傾向がある場合
・忘れものやうっかりミスが起こりやすい
・時間の感覚がつかみにくく、ギリギリになりがち
・思いついたことをすぐ行動したくなる
こうした特性を「だらしなさ」と捉えてしまうと、お互いに苦しくなってしまいます。次のような“仕組みづくり”で、ふたりの負担を減らせます。
・「忘れても大丈夫」な工夫を一緒に考える
例:家の鍵や財布、薬などを置く「定位置ボックス」を作る
・見える形で予定を管理する
例:冷蔵庫にホワイトボードを貼り、「今日やること」「今週やること」を一緒に書き出す
・時間が不安な場面は、パートナーが「前もって声かけ」する
例:「そろそろ出かける30分前だよ」と、穏やかな声かけを合図にする
大切なのは、「できていないところ」を責めるのではなく、「どうすれば一緒に暮らしやすくなるか」をチームとして考える視点です。
●3)うつ病・双極性障害・不安障害など精神障害がある場合
・体調や気分に波がある
・急な予定変更や人間関係のストレスで疲れやすい
・調子の悪いときに、自分を責めやすい
この場合は、あらかじめ「元気なときの自分」と「しんどいときの自分」の両方について、パートナーと話し合っておくことが役立ちます。
・調子のよいとき
– どんなことができるか
– どんな過ごし方が心地よいか
・調子が落ちてきたとき
– どんなサインが出てくるか
– どんなふうに声をかけてもらえると安心か
また、「しんどいときは、家事を減らしてもいい」「一緒に病院に行ってもらう」といった具体的な約束をしておくと、いざというときに遠慮なく頼りやすくなります。
発達障害 結婚相談所としての経験からも、特性そのものよりも、「特性についてどれだけオープンに話し合えるか」「ふたりで一緒に工夫していこうという空気が持てるか」が、長い目で見たときの安心感につながっていると感じます。
■6. 成婚後も結婚相談所を活用するメリット(エブリーラフの寄り添い)
「成婚退会をしたら、結婚相談所とはもう関わってはいけないのかな」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、成婚後 結婚相談所を上手に活用することは、ふたりの関係を整えるうえで、とても心強い支えになります。
特に、障がいをお持ちの方やパートナーの特性を理解しようとしている方にとって、障害者 婚活を専門としている窓口は、次のようなメリットがあります。
●1)「第三者の視点」で、ふたりの思いを整理できる
結婚生活の悩みは、どうしても「あなたが」「いや、そっちこそ」と、ふたりの世界の中だけで捉えてしまいがちです。そんなとき、
・感情のジャッジをせずに話を聞いてもらえる
・お互いの言葉を、相手に伝わりやすい表現に言い換えてもらえる
第三者の存在は、「ふたり対立」ではなく「ふたりで一緒に課題と向き合う」構図に切り替える手助けをしてくれます。
●2)婚活中のご様子を知っているからこそのサポート
エブリーラフのような結婚相談所は、婚活中からおふたりの価値観やコミュニケーションのパターンを見守ってきています。そのため、
・「お見合いのとき、こんなところを大切にされていましたよね」
・「交際中に、お互いのここを尊重していると話されていましたね」
といった視点から、「なぜお互いを選んだのか」を思い出すお手伝いができます。これは、成婚後の不安が大きくなったとき、原点に立ち返るうえで大きな力になります。
●3)必要に応じて、支援機関やご家族との橋渡し役にも
障害者 結婚相談の現場では、
・ご家族を交えた面談
・支援者との情報共有
が役立つ場面も少なくありません。成婚後も、「誰に、何を、どこまで伝えるか」を一緒に整理しながら、無理のないかたちで橋渡しをしてもらえると、安心して次の一歩を踏み出せます。
「もう退会したから、相談してはいけない」と思い込まず、
・モヤモヤが小さいうちに、早めに相談する
・ふたりで話しても堂々巡りになるときに、第三者に入ってもらう
といったタイミングで、遠慮なく扉を叩いていただいて大丈夫です。頼ることは、決して弱さではなく、「ふたりの関係を大切にしている」という前向きな選択です。
■7. 入籍・同居までに話しておきたい11のテーマ
ここからは、成婚退会から入籍・同居までの間に、ぜひ一度は話題にしておきたいテーマを具体的にご紹介します。すべてを完璧に決める必要はありませんが、「話題にしたことがある」というだけでも、その後の安心感は大きく変わります。
1)住む場所と生活のイメージ
・どの地域で暮らしたいか(実家との距離、通院・通勤のしやすさ)
・ひとり暮らし経験の有無と、そこで感じていたこと
・静かな環境がよいか、人通りのある場所が落ち着くか
2)仕事と体調・家事のバランス
・現在の働き方を今後どうしていきたいか
・体調や障がいの特性上、負担になりやすい時間帯や作業
・家事の中で「得意・苦手」「好き・あまり好きでない」を正直に共有
3)お金の管理方法
・家計を一括管理するのか、一定額をそれぞれの自由費とするのか
・大きな買い物をするときの相談ルール
・障害年金や手当の扱い方や、将来の貯蓄イメージ
4)障がいについての開示範囲
・相手のご家族や職場、友人にどこまで伝えるか
・どのタイミングで、誰が、どのように説明するか
・主治医の診断書やパンフレット、資料などを活用するかどうか
5)通院・服薬・支援サービスの利用
・通院の頻度や通院先までの距離
・服薬の管理方法(ピルケース、アラームなどの工夫)
・就労支援、ヘルパー、デイケアなど、今後も続けたい支援の有無
6)家族との距離感
・ご実家との連絡頻度や帰省のペース
・親御さんの心配や期待について、どう受け止めているか
・「ふたりの決定」と「家族の意見」のバランスをどう考えるか
7)休日の過ごし方
・ひとりの時間がどれくらい必要か
・インドア派か、アウトドア派か
・疲れやすい予定の入れ方(予定を詰め過ぎない、連日外出しないなど)
8)子どもについての考え方
・子どもを望むかどうか、その時期のイメージ
・妊娠・出産や子育てと、障がいや体調との両立についての気持ち
・もし現実がイメージと違ったとき、どう支え合いたいか
9)ケンカや意見の違いが出たときのルール
・感情的になったときの「一時休憩」の合図
・その日のうちに話し合うのか、翌日に持ち越すのか
・「相手を傷つけない言葉選び」についての共通理解
10)自分時間と趣味について
・それぞれの趣味や大切にしたい時間
・趣味に使えるお金や時間の目安
・ふたりで楽しめそうな新しい趣味の可能性
11)もしものときの備え
・体調が大きく崩れたときにどうするか
・仕事を休職・退職する可能性についてどう考えるか
・緊急連絡先や、支援者の連絡先の共有
これらのテーマは、一度で全部話す必要はありません。むしろ、
・今日は「お金のこと」だけ話してみる
・今週末は「家族との距離感」についてだけ意見交換してみる
というように、少しずつ丁寧に話していくほうが、お互いに消化しやすくなります。話す中で生まれた疑問や心配ごとは、メモに残しておき、必要に応じてエブリーラフのカウンセラーや支援者にも相談していきましょう。
■8. 家族・支援機関・周囲との関わり方
障がいをお持ちの方の結婚生活では、パートナーとの関係だけでなく、家族や支援機関、職場や友人との関係も、大切な要素になります。
●1)親御さんやご家族との向き合い方
親御さんは、長いあいだあなたを支え、見守ってこられた存在です。その分、「本当にこの子はやっていけるだろうか」と、心配が強くなることもあります。
ここで大切なのは、
・親御さんの不安を「愛情のかたち」として受け止める
・そのうえで、「これからはふたりで決めていく」という姿勢を少しずつ伝える
というバランスです。
例えば、
・重要な節目(成婚の報告、同居のタイミング)には、エブリーラフのカウンセラー同席のもとで話し合う
・親御さんの意見を聞きつつも、「最終的にはふたりで相談して決めます」と、穏やかに伝える
といった工夫が考えられます。
●2)支援者との連携
就労支援や相談支援、医療機関など、すでに関わりのある支援者がいる場合、
・結婚することになった
・今後の生活について相談したい
ということを、早めに共有しておくと安心です。
支援者は、
・生活リズムの整え方
・支援サービスの変更や追加の必要性
・ご家族との関わり方
について、客観的な視点からアドバイスをくれる存在でもあります。障害者 結婚相談と公的な支援機関がうまく連携できると、ふたりの負担はぐっと軽くなります。
●3)職場・友人との距離感
職場や友人にどこまで話すかは、とても個人的なテーマです。「必ずこうすべき」という正解はありません。
ただし、
・自分が安心して働き続けるため
・ふたりの生活を守るため
という視点から、「この人たちには伝えておいたほうが安心」「この範囲までは話してもよいかな」というラインを、パートナーと一緒に考えておくと良いでしょう。
■9. うまくいかないと感じたときのリセット方法
どれだけ準備をしても、ときには「うまく伝わらなかった」「ちょっと気持ちがすれ違ってしまった」と感じる場面が出てきます。そんなときに役立つ、心のリセットの方法とコミュニケーションの工夫をまとめます。
●1)感情が高ぶったときは「一時休憩」
気持ちが大きく揺れているときに話し合いを続けると、伝えたいこととは違う言葉が出てしまうことがあります。そこで、あらかじめ次のようなルールを決めておきましょう。
・「今ちょっと冷静じゃないかも」と感じたら、「一度休憩しよう」と言える
・休憩時間の目安(10分、30分など)を決めておく
・再開のときには、「さっきは言い方がきつくなってしまってごめんね」と、一言クッションを入れる
「一時休憩」は、話し合いから逃げるためではなく、ふたりの関係を守るための大切な工夫です。
●2)「あなたは」ではなく「私は」で伝える
相手に気持ちを伝えるときは、
・「あなたはいつも○○しない」
ではなく、
・「私は、こうなると寂しく感じる」
というように、「私は」を主語にして話すことを意識してみてください。
例:
・×「なんで連絡くれなかったの?」
・○「連絡がない時間が長いと、私は少し不安になってしまうんだ」
同じ内容でも、相手への伝わり方が大きく変わります。
●3)小さな「ありがとう」を増やす
日常の中で、
・お茶を入れてくれた
・洗い物をしてくれた
・「おつかれさま」と声をかけてくれた
といった小さな行動に対して、「ありがとう」と言葉にする習慣を大切にしてみてください。感謝の言葉が増えるほど、ふたりの間に安心感の土台が育っていきます。
●4)どうしても行き詰まったら、ひとりで抱え込まない
「自分たちだけで何とかしないと」と頑張りすぎると、かえって苦しくなってしまうことがあります。そんなときは、
・エブリーラフのカウンセラーに相談する
・主治医や支援者に、夫婦関係のことも含めて話してみる
といった形で、外部の力を借りて大丈夫です。第三者が入ることで、新しい視点や選択肢が見えてくることは、決して少なくありません。
■10. まとめ
成婚退会は、たしかに大きな節目です。しかし、それは「やっとゴールにたどり着いた」という終着点ではなく、「これからふたりで人生を歩き始める」スタートラインです。
成婚後に不安を感じるのは、結婚や将来の生活を真剣に考えているからこそ。その不安は、あなたが誠実に、相手との未来に向き合っている証です。
・100点の夫婦を目指さなくてよいこと
・自分の得意・苦手を言葉にして伝えること
・特性に合わせたコミュニケーションの工夫を重ねること
・困ったときには、結婚相談所や支援者を「ふたりの味方」として頼ること
こうした一つひとつの積み重ねが、時間をかけておふたりだけの「心地よいかたち」を育てていきます。
障害者 婚活や障害者 結婚相談の現場で感じるのは、特性や背景が多様であればあるほど、ひとつとして同じ夫婦像はないということです。大切なのは、「一般的な理想像」に自分たちを合わせることではなく、
・ふたりが安心して過ごせるペース
・お互いの特性や価値観を尊重し合える距離感
・困ったときに「助けて」と言い合える関係
を、少しずつ話し合いながら形にしていくことです。
白金台結婚相談所エブリーラフは、発達障害 結婚相談所として、出会いの場の提供だけでなく、その後の人生を見据えた寄り添いを大切にしています。成婚後の不安や戸惑いも、「真剣に幸せを願っているからこそ生まれる気持ち」として受け止め、一緒に言葉にし、整理していくことを何より大切にしています。
もし今、成婚が決まったばかりで、胸の中が期待と不安でいっぱいでしたら、このページのどこか一つでも、心に残る言葉やヒントを見つけていただければ幸いです。そして、ひとりで抱え込まず、どうぞお気軽にエブリーラフの扉を叩いてみてください。
成婚退会は、あなたと大切な人の新しい物語の第一章です。その第一章を、完璧でなくてかまいません。少しずつ、ふたりらしいペースで、一緒に紡いでいきましょう。