「障がいがあるから、ごめんなさい」――。
婚活の場で、何度もこうした言葉を受け取ってきました。プロフィールのやりとりは順調でも、こちらが障がいのことを正直に伝えた瞬間、連絡が途切れてしまう。お見合いの席で笑顔で話していたはずなのに、帰り際の表情がどこかぎこちなく、そのままご縁がつながらない。そんな経験が重なり、「私には、結婚は向いていないのかもしれない」と感じるようになっていました。
この記事では、そんな私が「障害者 婚活」に本気で向き合い、「障害者 結婚相談」の専門家と一緒に、一歩ずつ気持ちと環境を整えていった体験を、できるだけ具体的にお伝えします。東京・神奈川・横浜エリアで活動しながら、自分の障がいをどう伝えるか、どんな相手となら安心して暮らしていけるのかを整理していく中で、少しずつ世界の見え方が変わっていきました。
また、首都圏だけでなく、関西や中国地方での事例にも触れながら、「障害者 結婚 東京 神奈川 横浜」「障害者 結婚相談所 関西 大阪 京都 兵庫 岡山 広島」といったキーワードで情報を探している方にとっても、イメージしやすいように構成しています。
これから書くのは、特別な人だけの物語ではありません。障がいの有無にかかわらず、人は誰でも、自分を大切にしてくれる誰かと出会う可能性を持っています。ただ、そのための「伝え方」や「出会い方」が少し分かりにくいだけなのだと、今なら感じています。
もし今、婚活に疲れてしまっていたり、「もう望んでも仕方ない」と心のどこかで感じていたりするなら、どうか最後まで読んでみてください。この記事が、あなたの中で小さな「もう一度だけ信じてみよう」という気持ちにつながればうれしいです。
■目次
1. はじめに:「障がいがあるから」と言われ続けた日々
2. 私の障がいと婚活の現実
3. 障害者 婚活でぶつかりやすい壁とその理由
4. 障害者 結婚相談を利用しようと決めるまでの心の動き
5. 初めて相談所の扉を開けた日:ヒアリングとカウンセリング
6. サポートの具体例(東京・神奈川・横浜エリアでの活動)
7. 関西・中国エリア(大阪・京都・兵庫・岡山・広島)の事例と学び
8. 価値観が合うパートナーに出会うまでに変えたこと
9. まとめ:諦めかけた私が今、パートナーと笑っていられる理由
■1. はじめに:「障がいがあるから」と言われ続けた日々
私が婚活を意識し始めたのは、30代に入った頃でした。友人たちが少しずつ結婚し、子どもの話題が増えていく中で、「私も、いつかは家族を持ちたい」と自然に思うようになりました。
私には、歩行に時間がかかる身体障がいがあります。外出の際には杖を使い、段差や長距離の移動には少し時間が必要です。ただ、仕事も続けており、ひとり暮らしもできています。「生活に工夫は必要だけれど、誰かと一緒に暮らすことはきっとできる」と、どこかで楽観的に考えていた部分もありました。
最初は、一般的なマッチングアプリや婚活パーティーから始めました。プロフィールに障がいのことを書かずに参加したこともありますし、思い切って最初から書いたこともあります。そのどちらのパターンでも共通していたのは、「障がいをどう伝えるか」でつまずいてしまう、ということでした。
・最初から書くと、そもそもやりとりまで進まないことが多い
・やりとりが進んでから伝えると、「そうだったんですね」とやさしく受け止めてくれる方もいる一方で、その後連絡が続かなくなることもあった
・お見合いで会ったあと、「思っていたよりも大変そうですね」と、相手の方も戸惑いを隠しきれない表情になることがあった
相手に悪気がないことは、頭では分かっていました。それでも、「障がいがあるから」という理由でご縁がつながらない経験を重ねるのは、少しずつ心に響いてきます。
「私のことを知る前に、障がいの有無だけで判断されてしまっているのかもしれない」
そう感じたとき、婚活への気持ちは、少しずつ小さくしぼんでいきました。それでもどこかで、「本当はあきらめたくない」という気持ちが消えずに残っていたことが、後から振り返ると、大きな転機につながっていきました。
■2. 私の障がいと婚活の現実
私の障がいは、日常生活では工夫しながら自立できる一方で、婚活では特に次のような場面で影響を感じていました。
1. 待ち合わせや会場までの移動
2. 長時間の立ちっぱなしや、立食形式のパーティー
3. 相手に「どこまで手伝ってもらうか」をその場で伝えなければならない場面
例えば、駅から少し離れた会場での婚活パーティー。地図上では徒歩10分と書かれていても、私のペースではもう少し時間がかかります。会場に着いたときには、少し疲れてしまっていて、自己紹介に集中しにくいこともありました。
また、立食形式のパーティーでは、飲み物や食べ物を取りに行くたびに、杖とお皿の両方を気にしなければなりません。周りの人たちは自然に会場内を動き回り、気になる相手に話しかけていく中で、「私はどう動いたらよいのだろう」と戸惑ってしまうこともありました。
こうした状況が続くと、「もっと気軽に出会いの場に参加したいだけなのに、準備や移動だけでエネルギーをたくさん使ってしまう」と感じるようになります。婚活は、本来わくわくするものであってほしいのに、私にとっては「頑張らなければならないイベント」のように感じられていました。
一方で、「障がいがあるからこそ、理解のある人と出会いたい」という気持ちも、心のどこかで大きくなっていました。
・将来、どのようなサポートが必要になりそうか
・日常生活で、どの程度の配慮があると安心して暮らせるか
・子どもを持つかどうか、仕事をどう続けるか
こうしたテーマは、障がいの有無に関わらず話し合うべきことですが、私の場合は特に重要だと感じていました。それにもかかわらず、表面的な会話だけで終わってしまう出会いの場では、なかなか本音までたどり着けない、というもどかしさがありました。
そんな中で、「障害者 婚活」という言葉で検索してみたことが、少しずつ状況を変えるきっかけになりました。
■3. 障害者 婚活でぶつかりやすい壁とその理由
インターネットで情報を探すうちに、「障害者 婚活」で悩んでいるのは私だけではない、ということが分かってきました。多くの方が、似たような壁にぶつかっていました。特に、次の3つのポイントは、多くの人に共通しているようです。
(1)「伝え方」が分からない
・プロフィールにどこまで書くべきか
・最初のメッセージで触れるべきか、会ってから話すべきか
・どの程度のサポートが必要かを、どう言葉にしたらよいか
これらは、正解がひとつに決まっているわけではありません。だからこそ、ひとりで考え続けていると、「どう書いても、どこか足りない気がする」と感じてしまいがちです。
(2)「自己評価」が下がりやすい
婚活では、お互いに条件を見ながら相手を探していきます。そこに「障がい」という要素が入ると、「自分なんて」と感じやすくなる場面がどうしても出てきます。
・相手からの返事がこないと、「障がいのせいかもしれない」と考えてしまう
・お見合いがうまくいかなかったとき、自分だけが特別に難しい状況にいるように感じてしまう
実際には、障がいの有無にかかわらず、婚活ではうまくいく日もあれば、そうでない日もあります。それでも、「障がいがある」という一点に原因を求めてしまうと、自分自身を責めやすくなってしまいます。
(3)「環境」のハードルが高い
会場のバリアフリー状況や、移動時間、体調管理など、出会いの場そのものにたどり着くまでのハードルが高く感じられることも、障がいのある人の婚活にはよくあります。
・段差の多い会場では、移動だけで疲れてしまう
・人混みや音に敏感な人は、大人数のパーティーが負担になる
・体調の波がある人は、ドタキャンへの不安から、そもそも申込みをためらってしまう
こうした「環境の壁」は、本人の努力だけではどうにもならない部分も多くあります。そのため、「気持ちはあるのに、一歩を踏み出しにくい」という状況になりやすいのです。
私自身も、まさにこれらの3つの壁に向き合っていました。だからこそ、「ひとりで頑張る婚活」から、「プロと一緒に進める婚活」に切り替えたことは、大きな転機になりました。
■4. 障害者 結婚相談を利用しようと決めるまでの心の動き
「プロと一緒に」と言っても、最初から「結婚相談所に行こう」と決めていたわけではありません。むしろ、当初の私は、結婚相談所に対して次のようなイメージを持っていました。
・ハードルが高そう
・料金のことが不安
・障がいのある自分でも受け入れてもらえるのか分からない
そんな中で転機になったのは、友人からの一言でした。
「ひとりで全部抱え込まなくてもいいんじゃない? 障がいのある人の相談に慣れているところもあるみたいだよ。」
その言葉をきっかけに、私は「障害者 結婚相談」というキーワードで検索を始めました。すると、障がいのある人の婚活をサポートしている相談所や、障がいの有無にかかわらず、一人ひとりに合わせたサポートを行っている結婚相談所があることを知りました。
特に、私が住んでいるエリアに近いこともあり、「障害者 結婚 東京 神奈川 横浜」といった言葉で検索して、首都圏で活動している相談所の情報を集めていきました。
ホームページを読む中で、次のような点に安心感を覚えました。
・障がいのある会員のサポート実績があること
・バリアフリーの会場でお見合いを行っていること
・事前のカウンセリングで、生活や体調について詳しく聞いてくれること
「もしかしたら、ここなら、私のことを丸ごと受け止めてくれるかもしれない」
そう感じられる文章や、実際の成婚エピソードを読んだとき、心の中で少しだけ灯りがともったような気がしました。
もちろん、不安がすべて消えたわけではありません。それでも、「一度、話だけでも聞いてみよう」と思えたことが、最初の大きな一歩でした。
■5. 初めて相談所の扉を開けた日:ヒアリングとカウンセリング
初めて結婚相談所を訪れた日は、少し早めに家を出ました。事前に最寄り駅からのバリアフリールートを調べ、エレベーターの位置も確認しておきました。緊張しながら扉を開けると、明るい雰囲気のスタッフの方が迎えてくれました。
最初に行われたのは、じっくりと時間をかけたヒアリングでした。そこでは、次のような内容について話しました。
・これまでの生活や仕事のこと
・障がいの種類や、日常生活で工夫していること
・婚活でつらかった経験、うれしかった経験
・理想の結婚像ではなく、「どんな日常を一緒に過ごしたいか」
印象的だったのは、障がいそのものよりも、私の価値観や大切にしたいことを丁寧に聞いてくれたことです。
「休日はどんなふうに過ごすのが好きですか?」
「これまでの人生で、頑張ってきたことは何ですか?」
そんな質問を通して、「障がいのある私」ではなく、「ひとりの人としての私」を見てもらえていると感じました。
同時に、障がいについても具体的に整理していきました。
・どういう場面でサポートが必要か
・相手の方に知っておいてほしいこと
・一緒に暮らす上で、事前に話し合っておきたいこと
カウンセラーさんは、「どこまでオープンにするか」をこちらに委ねつつ、「相手の方に安心してもらうためには、これくらいは最初に伝えておいたほうがいい」といった具体的なアドバイスもしてくれました。
その場で印象に残った言葉があります。
「障がいは、あなたの人生の一部ではありますが、すべてではありません。婚活では、『障がいも含めて、あなたがどんな人なのか』を一緒に伝えていきましょう。」
この言葉を聞いたとき、胸の奥につかえていたものが、少しだけ軽くなった気がしました。
■6. サポートの具体例(東京・神奈川・横浜エリアでの活動)
入会後、具体的な活動が始まりました。東京・神奈川・横浜エリアを中心に、「私のペースに合わせた婚活」がスタートしました。
(1)プロフィール作成:強みと配慮事項を両方書く
これまでの私は、プロフィールで自分をよく見せようとするあまり、障がいのことを書きづらく感じていました。その結果、あとから伝えるタイミングに悩み、関係性がぎこちなくなってしまうこともありました。
相談所では、カウンセラーさんと一緒に、次のような構成でプロフィールを作りました。
・これまで大切にしてきたこと(仕事・趣味・人付き合い)
・どんな価値観の人と一緒にいたいか
・障がいの内容(専門用語を使いすぎない説明)
・日常生活で工夫していること
・相手にお願いしたいサポート(具体的に)
「障がいのことを書く=自分の弱い部分をさらす」と感じていた私にとって、「安心して暮らすための情報を、未来のパートナー候補に共有する」という視点は、とても新鮮でした。
(2)お見合い場所の選定:移動しやすさと落ち着きやすさ
お見合いの場所は、東京駅周辺や横浜駅周辺など、アクセスの良さに加えて、
・エレベーターやスロープがあるか
・席と席の間が比較的広いか
・静かに話しやすい環境か
といった点も考慮して選んでくれました。事前にカウンセラーさんが下見をし、写真を見せてくれることもありました。
これにより、当日は「たどり着けるかどうか」の不安ではなく、「どんな話をしようか」という前向きな準備にエネルギーを使えるようになりました。
(3)初対面での「伝え方」の練習
お見合い前には、オンラインや対面で、カウンセラーさんとの打ち合わせがあります。そこで、
・自己紹介のとき、障がいのことにどう触れるか
・どこまで詳しく説明するか
・相手の反応が不安になったとき、どう気持ちを落ち着けるか
といったことを、一緒にシミュレーションしました。
たとえば、私は次のような言葉を使うようになりました。
「私は、歩行に少し時間がかかる障がいがあります。日常生活では杖を使っていて、長距離の移動は工夫が必要ですが、仕事や家事は自分なりにやりくりしています。もしご一緒することになったら、事前に待ち合わせ場所やルートを相談させていただけると安心です。」
このように具体的に伝えることで、相手の方もイメージしやすくなり、「それなら大丈夫ですね」と言ってもらえることが増えていきました。
(4)うまくいかなかったときの「振り返り」
もちろん、すべてのお見合いがうまくいったわけではありません。お相手からお断りをいただくこともありました。しかし、そのたびにカウンセラーさんと一緒に、「何がだめだったか」ではなく、「次にいかせるポイントはどこか」を振り返りました。
・話すスピードはどうだったか
・相手に質問を返せていたか
・障がいの話に偏りすぎていなかったか
こうした具体的な振り返りを通して、「断られる=自分が否定された」という感覚が、少しずつ薄れていきました。
(5)今のパートナーとの出会い
いくつかのお見合いを重ねた後、現在のパートナーと出会いました。彼は横浜在住で、穏やかな性格の方でした。プロフィールの段階で、私の障がいについては一通り目を通してくれていたようで、初対面のときも自然体で接してくれました。
印象的だったのは、彼の次の一言です。
「プロフィールを読んで、きちんと自分のことを書いているところに、誠実さを感じました。暮らしていく上で必要なことを、最初から話し合えるのは大事だなと思って。」
この言葉を聞いたとき、「障がいについて書くことは、自分を不利にすることではない」という実感が、ようやく自分の中にも根を下ろしました。
デートを重ねる中で、段差の多い場所を避けてくれたり、私の歩くペースに合わせてくれたりする姿を見て、「この人となら、日常を安心して重ねていけるかもしれない」と感じるようになっていきました。
■7. 関西・中国エリア(大阪・京都・兵庫・岡山・広島)の事例と学び
私が活動していたのは主に首都圏ですが、カウンセラーさんからは、関西や中国地方で活動している会員さんの話もよく聞きました。そこには、地域は違っても共通する工夫や気づきがありました。
例えば、関西在住のAさん(仮名)は、大阪の相談所で活動していました。Aさんには聴覚に障がいがあり、初対面の場でのコミュニケーションに不安を感じていました。
相談所では、
・筆談やスマホを使ったコミュニケーションに慣れているお相手を中心に紹介
・お見合いのとき、静かで聞き取りやすいカフェを選ぶ
・必要に応じて、最初の数回はカウンセラーさんが同席
といったサポートを行っていたそうです。Aさんは最終的に、京都在住のパートナーとご成婚されました。お二人は、オンラインツールも活用しながら、お互いのペースを大切にしつつ距離を縮めていったと聞いています。
また、広島在住のBさん(仮名)は、精神疾患の経験があり、体調の波がある方でした。Bさんの場合、
・お見合いの予定を詰め込みすぎない
・体調がすぐれないときは、キャンセルではなく日程変更で対応
・お相手にも、あらかじめ体調の波があることを丁寧に説明
といった形で、無理のないスケジュール管理がポイントになったそうです。結果として、理解のあるお相手と出会い、岡山と広島を行き来しながら交際を深め、ご結婚に至りました。
このように、エリアが違っても、「障がいの内容に合わせたサポート」と「自分のペースを大切にする婚活」は共通しています。もし、関西や中国地方にお住まいなら、「障害者 結婚相談所 関西 大阪 京都 兵庫 岡山 広島」といったキーワードで検索してみると、障がいのある方の婚活を支えている相談所や団体を見つけやすくなるかもしれません。
大切なのは、「自分ひとりで全部なんとかしよう」と抱え込みすぎないことだと、これらの事例からも感じました。
■8. 価値観が合うパートナーに出会うまでに変えたこと
ここまでお読みいただいて、「特別な人だからうまくいったのでは」と感じた方もいるかもしれません。正直に言うと、私も最初はそう思っていました。しかし、振り返ってみると、「特別な何か」があったわけではなく、「考え方」と「行動」を少しずつ変えていった結果として、今のパートナーと出会えたのだと感じています。
特に、大きく変えたのは次の3つです。
(1)「自分の障がい」を、ひとつの情報として伝える
以前の私は、障がいを「マイナスの要素」としてしか見られず、「どう隠すか」「どう目立たせないか」に意識が向いていました。
相談所での活動を通じて学んだのは、
・障がいは、生活スタイルや必要な配慮を説明するための「情報」のひとつ
・その情報をきちんと伝えることで、お互いに安心して関係を築きやすくなる
という視点でした。
「障がいがあるから申し訳ない」ではなく、「安心して一緒に暮らしていくために、知っておいてほしいことがあります」という伝え方に変えていくことで、自分自身の気持ちも少しずつ軽くなっていきました。
(2)「選ばれる側」から、「一緒に歩む人を選ぶ側へ」
婚活を始めたばかりの頃の私は、「相手に気に入ってもらわなければ」という思いが強く、
・相手の希望に合わせすぎる
・自分の本音を言いにくい
・無理をして明るくふるまう
といった行動をとってしまいがちでした。
しかし、相談所でカウンセラーさんと話す中で、次のような問いかけを受けました。
「あなたが、これからの人生を一緒に歩みたいと思えるのは、どんな人ですか?」
この問いをきっかけに、私は自分にとって大切なポイントを書き出しました。
・お互いに体調やペースを尊重し合えること
・一緒に小さな楽しみを見つけていけること
・困ったときに、責め合うのではなく相談し合えること
こうして「自分が大切にしたい軸」を言葉にしたことで、「相手に合わせるだけの婚活」から、「お互いにとって心地よい関係を探す婚活」へと、少しずつ意識が変わっていきました。
(3)「完璧な相手像」を手放し、「一緒に成長できる人」を選ぶ
以前の私は、無意識のうちに「理想の相手像」を追いかけていました。
・経済的に安定している
・コミュニケーションが得意
・自分の障がいをすべて理解して受け止めてくれる
もちろん、こうした希望を持つこと自体は悪いことではありません。ただ、それらをすべて満たす「完璧な相手」を探そうとすると、現実の人との出会いを見落としてしまうことがあります。
今のパートナーは、最初から私の障がいについて完璧に理解していたわけではありません。むしろ、
・分からないことは、素直に「教えてほしい」と言ってくれる
・一緒に調べたり、試したりしながら、「こうすると生活しやすいね」と話し合える
という姿勢を持っている人でした。
「最初からすべて分かり合っている」ことよりも、「分からないことを一緒に学んでいける」ことのほうが、日常生活ではずっと大切なのだと、今では感じています。
■9. まとめ:諦めかけた私が今、パートナーと笑っていられる理由
ここまで、私自身の経験や、周りの事例を交えながら、「障がいがあるから」と断られ続けた私が、理解し合えるパートナーに出会うまでの道のりをお話ししてきました。
振り返ってみると、状況が変わった理由は、「特別な誰かに出会えたから」だけではありません。むしろ、次のような一歩一歩の積み重ねが、結果として今の生活につながっているのだと思います。
1. ひとりで抱え込む婚活から、専門家と一緒に進める婚活へ切り替えたこと
2. 障がいを「マイナス」ではなく、「安心して暮らすための大切な情報」として伝えるようになったこと
3. 「選ばれる側」ではなく、「一緒に歩む人を自分も選ぶ」という意識を持てるようになったこと
4. 完璧な相手像を手放し、「分からないことを一緒に学んでいける人」を大切にするようになったこと
もし今、あなたが婚活に疲れていたり、「もう自分にはチャンスはないのでは」と感じていたりするなら、その気持ちを否定する必要はありません。そう感じるほど、これまでよく頑張ってこられたのだと思います。
そのうえで、もし心のどこかにほんの少しでも「できれば、誰かと一緒に生きていきたい」という思いが残っているなら、次のような小さな一歩から始めてみるのはいかがでしょうか。
・自分が大切にしたい日常(暮らし方・働き方・休日の過ごし方)を書き出してみる
・信頼できる人に、結婚や将来についての気持ちを打ち明けてみる
・「障害者 結婚相談」「障害者 婚活」などの言葉で、情報を集めてみる
・お住まいのエリアに合わせて、「障害者 結婚 東京 神奈川 横浜」や「障害者 結婚相談所 関西 大阪 京都 兵庫 岡山 広島」といったキーワードで、相談できる場所を調べてみる
大切なのは、「すぐに結果を出すこと」ではなく、「自分のペースで、一歩だけ前に進んでみること」だと、私は自分の経験から感じています。
婚活は、ときに勇気が必要なプロセスです。しかし同時に、自分自身を見つめ直し、「どんな人生を送りたいか」を考える、貴重な時間でもあります。
「障がいがあるから」と言われ続けた過去の私は、今、パートナーと一緒に、週末のささやかな楽しみを見つけながら暮らしています。完璧ではないけれど、お互いのペースを尊重し合える日々です。
この文章が、あなたにとっての「諦めなくてもいいかもしれない」という小さなきっかけになれば、とてもうれしく思います。あなたのこれからの一歩一歩が、どうか穏やかで、自分らしいものでありますように。